第11回 地域交流事業 ひよこひろば

創立10周年記念映画会

「地球が動いた日」

       平成23年7月10日(日)10:10開場 10:30開演
       
       場    所  長浜勤労者総合福祉センター「臨湖」
                     長浜市港町 地図

       参加協力金  大人            200円(当日受付)
                子ども(中学生以下)   無料


        「地球が動いた日」ちらし
「地球が動いた日」

解説


戦後最大の阪神・淡路大震災が起こってから3年目を迎えました。大震災は、未来を担う子どもたちの心身に大きな傷痕を残しました。親や兄弟の死、クラスメートの死、避難生活など、いままでの平和な日本には考えられない悲しみと苦しみを経験しました。しかし、一方でその体験のなかから、たくさんのものを学びました。映画は、大地震の悲しみから明日を見つめ、互いに希望を見つけだして成長していく子どもたちの姿を感動的に描きます。震災をとおして大人になるための真の勉強をする剛(つよし)君、学校や友だちのすばらしさを父親の死をとおして知る和幸(かず)君、その物語のなかから「命の尊さ」とは、「人間の真の優しさ」とはを問うていきます。原作者の岸川悦子をはじめとする名作「5等になりたい。」(1995年度児童福祉審議会特別推薦文化財受賞)のメイン・スタッフが、アニメ初監督のベテラン後藤俊夫を迎え、ディズニー作品でフルアニメの力量を評価されているタマ・プロダクションとともにダイナミックに描きます。音楽は俊英の小六禮次郎が担当します。(カラー・スタンダード、78分)

物語

1995年1月17日未明、大震災が神戸を襲った。6年生で、一流中学をめざしている剛(つよし)の住む家屋も崩壊した。 クラスメートで、家族でたった一人の父親を失った和幸(かず)くん、保育園のときから仲良しだった美帆(みほ)ちゃんは、家族もろとも死んでしまった。避難所で、不登校のかずくんの心の痛みを知るつよし、お年寄りをはじめとする避難所の人々の心づかいや、ボランティアの励ましのなかで、人とひととの繋がりの大切さを知っていくつよし―。授業が再開された。みほちゃんの机に供えられた花を前に、担任の酒井先生は、震災で体験した辛いこと、悲しいこと、感じたことをとおして「命の授業」を始める。卒業の日が近づいてきた。みほちゃんと一緒に卒業したい、かずくんにも来てほしい、避難所でお世話になったおばあちゃんにも見てほしい、たくさんの願いを込めて、クラスメートは卒業式の準備にとりかかった。